ブラジル望遠

　地元メディア２２日の報道によると、コロナウイルスの流行を利用した詐欺師の横行が目立ち、警察と検察は注意を呼びかけています。ソーシャルネットワーク上に科学的証拠のないコロナウイルス治療または予防の投稿が溢れ、警察は、こうした情報を流すことは犯罪行為であるとして、内容によっては逮捕の可能性も示唆しています。

　警察は、世界中で猛威を振るうコロナウイルスをソーシャルネットワーク上の簡単な内容で防げるわけがないとしており、こうしたことを流布した責任者は拘束することもありえる、としています。

　先週だけで、サンパウロ地域医学評議会は、医師、非医師、薬局に関して12件の苦情を受け付けました。ブラジル医師会は、事件の調査を開始し、悪質な案件は警察当局に通報すると表明しました。