26円食堂に長蛇の列2019年11月27日 11:45

 地元メディア26日の報道によると、サンパウロ市内の1レアル(約26円)で食べられるレストランの前に失業者などが長蛇の列を作っています。並んでいる人は2年間収入がゼロという人や、職をなくして4年になるという人など様々です。

 22歳になる女性は18歳まで銀行の管理アシスタントをしていましたが、今は住む場所を提供する約束で、無給で安宿で働いています。1レアルも無いときがあり、そんなときは客がくれた弁当で飢えをしのいでいるといいます。

 55歳になる男性はこのレストランへ遠くから通ってきています。住んでいたアパートが崩壊し、市の社会年金に頼り、今でも職探しが続いています。最近、スーパーのパートの仕事にありつきましたが、社員の休暇中の補充要員で、社員が出社するようになったら職をなくしました。「妻は7年前に癌で亡くなり、私は悪人になることも出来ない」と嘆いています。

 州政府は2000年に低所得者に向けに健康的な食事を提供する政策を始めましたが、景気後退以降は失業者救済の政策に変貌しています。州政府は1日93,000食以上を提供しています。

 国務省社会開発局の調査では、2018年から2019年にかけて、収入がゼロと思われる人が250%も増加しています。480万人の失業者が職探しをしているとしています。