RS州の暴風雨で5人死亡、18人行方不明2024年05月01日 18:56

 ブラジルのメディアによると、ブラジル空軍は30日、暴風雨に襲われたリオグランデ・ド・スル州の各市へヘリコプターを派遣し救助にあたりました。この嵐では同州南部で5人が死亡、18人が行方不明になっています。

 空軍の救援機派遣は、リオグランデ・ド・スル州のレイテ知事がルーラ大統領に「暴風雨の被害を受けた同州都市への連邦の支援要請」をしたのに応えたものです。空軍は、生命の危険にさらされている遭難者に、「居場所がわかるよう、携帯電話やその他の発光装置で合図を送るように」と要望しています。

 レイテ知事は「大統領は支援とサポートを保証してくれた。私たちは昨年も異常事態を経験し、強い危機感を覚えている」と語り、「数十の自治体で、数百人の人々が救出を待っている」と状況を説明しています。災難対策の一つとして州政府は、危機管理室を立ち上げました。

 ルーラ大統領は「必要があれば何であれ、連邦政府も州政府や市役所の努力に加わり、暴風雨による異常事態を克服するつもりだ」と救援への取り組みを語りました。