ブラジル望遠

　サンパウロ市が大雨に見舞われ、各地で洪水になり、1人行方不明になっています。ブラジルのメディアによると、サンパウロ市は5日午後、大雨で北部、東部、南部、中部地域で洪水が発生しました。洪水で水が地下鉄6号線の工事箇所に侵入するなど、運行に大きな支障をもたらし、また車が水没するなどの被害が出ました。

　同市の気候緊急管理センターは夜になって警戒態勢を解除しましたが、洪水で２人が川に転落、1人が行方不明になっています。捜索は夜になり一旦中止され、翌6日朝から再開される予定です。この大雨は熱と湿気によって形成された雨雲がゆっくりとした動きだったためで、特に北部と東部地域に被害をもたらしました。

　同市内のコンゴーニャス空港では大雨のとき計器を使って離着陸を行っていましたが、航空会社の判断で7便を他の空港での離着陸に変更し、1便を欠航しました。