大統領が党大会で大統領選を「善対悪の対決」と述べる2022年03月28日 11:54

 ブラジルのメディアによると、ボルソナロ大統領は27日、所属政党の自由党(PL)の全国会議で講演、「政治的論争は左派対右派の問題ではなく、善対悪の対決だ」と述べました。全国会議の目的は、新しい加入者の紹介を兼ねたもので、大統領選に向けたものではないとしています。選挙戦に向けてであれば、事前運動と捉えられる危険性のためです。

 しかし、ボルソナロ大統領は先週、「再選の候補者の立ち上げイベントになるだろう」と述べており、この会議が選挙へ向けての決意表明の場と話しています。また、PLのバルデマール代表はボルソナロ氏を「将来の第2期の大統領」として扱い、「2期目の大統領と将来の大統領を祝福したい」と述べました

 大統領は会議で約28分間の演説し、2018年の大統領当選以来の軌跡を述べ、政府の行動を称賛しました。そして、世論調査で大統領がルラ元大統領に遅れを取っていることに触れ、「嘘つきの世論調査では支持が多くても大統領になることはない」と余裕を見せました。また演説の中で、軍事独裁政権下で弾圧を主導したカルロス将軍に敬意を表しました。

 セキュリティの専門家が「流通している銃の数が増えると暴力が増える」と指摘している問題でも、民間人が銃器や弾薬にアクセスしやすくした政策について、「武装社会は政府によるクーデターを回避する」と持論を展開しました。さらに選挙制度の疑義についても指摘しました。

 大統領は事件化している友人の牧師が自治体への資金配分の仲介で賄賂を要求した汚職疑惑には殆ど触れませんでしたが、「反対側は粗探しをし、ちょっとしたことでも事件化しようとしている」と延べ、「人間が間違いを犯す」とかばいました。