警察官が黒人女性に暴行2020年07月14日 12:06

 ブラジルメディア13日付によると、サンパウロ州のジョアン・ドリア州知事は、サンパウロ市南部の街で警察官が51歳の黒人女性を痛めつける様子のビデオを見て、「こんなにおぞましい光景は見たことがない」と批判、問題の警察官は解雇されました。

 ドリア知事が見たビデオは12日に公開されたもので、黒人女性が警察官にブーツで首のあたりを踏みつけられ床の上に倒れている様子が録画されています。女性は調べに「もがけばもがくほど強く首を押さえつけられた」と話しています。彼女は擦り傷と足の骨折で病院に運ばれました。

 女性は亭主がいなく、小さなバーを営み、5人の子供と2人の孫を養育しています。当時、サンパウロ市内ではバーやレストランの営業は禁じられていましたが、彼女は生活維持のために営業していました。ところが、営業中の店の前には大きな音を立てて車が止まり、近所の住民が警察に「うるさい」と通報、警察官が取締にやってきて、暴力沙汰が起きたものです。

 警察官は「女性が鉄の棒で向かってきたので、阻止するために、ああした行動になった」と釈明していますが、ドリア知事は「警察官の行為は見過ごせない。警察官としての配慮にかけている」と指摘しています。