深まる加計学園疑惑2017年07月26日 13:17

 加計学園の問題を中心に衆参両院で討議した休会中審査が終わった。案の定というべきか、予想した通りの展開で、首相の友達優遇による行政ねじ曲げ疑惑が解消するには至らなかった。むしろ、疑惑は一段と深まった感がする。

 その大きな原因の一つは、政府側委員の「記憶にありません」の連発だった。質問する方は露見した書類を元に質問しているのに、答える方は何の書類も示さず、ただ記録がありません、記憶にありませんを連発するだけで、これでは疑惑は深まるばかりである。

 自由党の強面議員、森裕子さんが「官僚の記憶にありませんは否定ではなく肯定」と言っていたが、まさしくその通りだと思う。民進党の櫻井充議員は「本当に会っていなければ会っていませんとはっきりと答える。記憶にありませんなどと曖昧な答えはしない」と言っていたが、これも森議員と同じ意味である。

 今回の審査ではこのように何一つ解明されず、ただ安倍首相の言葉遣いが異常に優しく、丁寧になったことだけが判っただけである。おそらく国民の大半は、前川元文科相事務次官が言うように、「友達のために行政を私物化した」と思っているに違いない。この2日間の審議でも疑惑はますます膨らんだことだろう。