安倍内閣は沈没か2017年07月11日 14:40

 各新聞社の世論調査で、安倍内閣の支持率が急落している。30%台に入り、このままでは20%台に突入する調査も現れるかも知れない。10日の加計学園・獣医学部新設をめぐる衆参両院の閉会中審査をネット中継で見ていても、疑惑が氷解するどころか、闇の濃さが増すばかりである。支持率はまた下がることだろう。

 肝心の安倍首相、加計問題で安倍首相から意向が示されたかどうかの鍵を握る和泉首相補佐官の二人は審査の場に姿はなく、真相解明する気などないように見える。「やりました」という理由付けのための審査会にしか見えない。

 安倍内閣を信頼できない象徴的なやりとりが、前川前事務次官と菅官房長官のやりとりだった。菅氏はこの問題が表面化直後、「前川氏は次官の椅子に恋々としていた(だからクビを切られた腹いせの発言だ)」と発言していた。この日も蓮舫氏の質問に、菅官房長官は「そう聞いていたので言った」と主張を変えず、これに前川氏は、「そのような事実はない」と反論した。

 菅氏は杉田官房副長官からの又聞き、前川氏は当事者本人の弁である。このような場合は、杉田氏も審査会に出席、前川氏と直接対決し意見を戦わすのが筋だろう。これでは黒白はつかない。

 一事が万事、安倍内閣のやることは真実から目をそらそうとするような姿勢にしか見えず、不誠実なことこの上ない。これでは内閣不信は高まるばかりである。

 安倍首相は内閣支持率を「内閣改造」による人心一新で回復しようとしている。ネット上に「安倍氏は国民を馬鹿だと思っている。別のことに話題をそらせば直ぐに忘れる」と意味のことが書いてあった。この指摘は言い過ぎとしても、国民が熱しやすく冷めやすいのは確かだ。

 しかし今回の森友学園・加計学園問題は、権力を私物化、友人に便宜を諮った件だけに、そう簡単に信頼を取り戻せそうもない。とうとう安倍内閣は国民を心から怒らせてしまった。崩壊は近いかも知れない。