州立学校の浴室にカメラを発見2022年06月28日 11:02

 ブラジルのメディア27日の報道によると、サンパウロ市東部のモッカ区にある州立学校の生徒が、ユニットのバスルームに隠しカメラを発見しました。装置は、それぞれ男性用と女性用浴室のタイルの目地に設置されていました。警察が調査を始め、学校長は調査が終了するまで職務を停止されました。

 事が発覚したのは、高校3年生がトイレで大麻を吸っているのを理事会で追求したとき、その証拠として校長が写真を提示しました。その写真が防犯カメラの映像と気づいた生徒が浴室を調べカメラを発見、警察に通報して表沙汰になりました。

 警察の調べでは、学校関係者はバスルームの監視カメラを認識していたと述べ、生徒同士の喧嘩や禁止薬物の摂取など、何らかの事象が発生した際に例外的に画像にアクセスしたことがあると話しています。

 サンパウロ州教育省は「バスルーム内のカメラ設置はガイドラインに含まれない」と説明しています。カメラの機器はすでに撤去され、状況調査が始められました。トイレで大麻を吸っていた生徒は7日間の停学処分になっています。

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