日本人の心の支えだった今上天皇陛下2018年12月12日 11:26

万歳三唱する出席者
 ブラジル日本文化福祉協会、サンパウロ日伯援護協会、ブラジル日本都道府県人会連合会、日伯文化連盟、ブラジル日系熟年クラブ連合会5団体が主催する「今上天皇陛下誕生日祝賀会」が5日、サンパウロ市東洋街の日本移民史料館で開催され、関係者65人が出席しました。祝賀会には各界の代表者のほか、来賓の総領事館の楠彰首席領事、JICAの佐藤洋史次長らが参列しました。遠くカンポ・グランデ市からも権田ジョージ氏が祝いに駆けつけました。

 祝賀会は、文協合唱団と吉田エリザベッチ氏のピアノ演奏で日・ブラジル両国歌が斉唱され、続いて日系団体を代表して文協の呉屋春美会長と楠首席領事が祝いの挨拶をしました。

 呉屋会長は、ブラジル日本移民110周年の眞子内親王殿下のご訪問、陛下皇太子時代の1967年と78年、天皇即位後の97年のブラジルご訪問は日系社会の誇りと述べ、4月に譲位される今上天皇陛下に「今まで本当にありがとうございました」と謝意を述べました。

 ブラジル日本移民110周年実行委員長の菊地義治氏は「天皇陛下とは97年にご訪問された時にご挨拶して、2012年には妻と(皇后陛下の)4人で食事もさせていただいた。昨年も日本に行った時に声をかけてくださった」と思い出を振り返り、「陛下は日本人の心の支えとなり、(国民の)皆んなを心配しながら尽くしてこられた。今後も健康に留意して、次の天皇陛下の支えとなっていただければ」と役目を終えられる天皇陛下への思いを語りました。(写真はサンパウロ新聞提供)

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