風速75㍍がサンパウロ直撃2018年11月08日 11:04

 3日午後にサンパウロ都市圏を襲った嵐は停電などの被害を与え、住民は復旧の遅れで不便を強いられています。雨と強風で起きた停電について電力会社「エレトロパウロ」は、「一部地域の復旧は8日までかかる」と発表しました。エスタード紙が報じています。

 消費者の一人が復旧に関してエレトロパウロから受け取った返答をツイッター上で公表しています。「4日午前9時の復旧予定時刻は14時半だったが、18時に変更され、15時に再度質問したところ、さらに23時半に変更された。しかもこの時刻も変更の可能性があると回答してきた」という内容です。

 エレトロパウロは停電について、「風速75メートルの強風が吹き荒れ、倒木や枝の落下で断線した。これが停電の原因で、復旧に時間がかかっている」と説明しています。消防も494件の倒木を確認しています。特にサンパウロ市南部、西部、北部の各地域が大きな被害を受けました。エレトロパウロは、「作業員を通常の4倍に増やし、1100人を動員している。彼らは様々な場所で復旧作業に当たっている」としています。

 この停電で、高層マンションの住民は13階まで階段で上り下り、別の住民は冷蔵庫内の食品を親族に保管してもらったりと難行苦行を強いられています。

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